会派視察#1高松
今年度予算案で神戸国際フルートコンクールの準備予算が見送られ、議会から、また、市民からも、存続のための要望の声が上がっているところです。高松市にある高松国際ピアノコンクール組織委員会の事務局を訪問し、色々とお話を伺ってきました。元々民間から始められたコンクールでもあり、神戸市とは状況が違っていますが、今後の参考にさせていただけるお話は多かったと思います。
レポートにしています。
レポートをみる
委員会視察(奥平野浄水場)
続いて、水道局の施設、奥平野浄水場を視察しました。
奥平野浄水場は、「水の科学博物館」と同じ敷地の中にあり、浄水場、配水池、水質試験所など多数の水道施設を配備しています。
神戸の水は、1日あたりの供給量88.1万m3(リューベ、1立方メートル)
ですが、内訳は、
○阪神水道企業団から購入 65.3万m3
○県営水道から購入 0.7万m3
○自己水源 (千苅、布引、烏原、河川など)20.0万m3
となっており、琵琶湖・淀川を原水とする阪神水道企業団の水がメインです。
自己水源20万m3は、
○千苅貯水池 11.1万m3
○布引貯水池 1.8万m3
○烏原貯水池 3.1万m3
○その他 4 万m3
で、奥平野浄水場では、布引・烏原の貯水池の水を浄水し、阪神水道から送水された水とブレンドして供給しています。
浄水場の様子です。原水から不純物をろ過するために、PAC(ポリ塩化アルミニウム)と呼ばれる薬剤を入れ、いわば不純物をくっつけて沈殿させ(フロックを作る)、その後、砂や砂利などの層を通して更にろ過し、消毒のための塩素を添加します。
阪神水道企業団の水は、送水トンネルを通って奥平野浄水場まで運ばれていますが、震災の経験を元に、災害に強い水道にするため、別ルートとなる大容量送水管を敷設し2重化する工事が進められてきていて、奥平野まで達したところです。現在、最終段階となる、水をくみあげる設備の立て坑の工事を行っています。
などなど、皆さん、夏休みの自由研究も兼ねて、水の科学博物館をご訪問いただければ、もっともっと水道のこと、勉強になりますよ!!