監査委員の現地調査
本日、監査の初仕事となる、現地調査に行ってきました。(舞多聞の公園も行っています。)
◎名谷基地・・・
①クレーン更新・・・レールを吊り下げて、レール車に移動させるためのクレーンです。数十年使っていたものを更新しています。巻き上げの速度や荷重など、以前のものと物理的な性能は変わっていませんが、操作が無線方式になって、使う面での性能が向上しています。物理的に性能を上げる必要はないため、使用に際して同じ免許で使えるように、クレーンの荷重は以前と同等となっています。
ちなみに、レールの更新はいいんですか?と聞きましたら、レールは大体直線部分で、のべ61億トンが更新のタイミングだそうですが、カーブしている部分は、荷重がかかるため、もっと短いタイミングとなり、大体カーブしている箇所は、更新が済んでいるとのこと。今後、直線部分の更新に入っていきます。
②車両の制御関連の装置更新・・・車両の速度調整のための制御装置を、直流から交流(VVVF制御)制御に、直流モーターを交流モーターに更新しています。VVVF制御によって、効率よく制御が可能となるため、電気代が年間330万円くらい節減できるそうです。また、直流モータでは、ブラシが摩耗するため、毎日、ボックスを開けて点検、交換したりする作業が必要ですが、毎日の点検が不要になります。
VVVFについて(Wikipediaより)・・
VVVFインバータ制御(ブイブイブイエフインバータせいぎょ)とは、交流電動機を、その特性に合わせて任意の速度、回転数で動作させるために、(静止)インバータにより任意の周波数と電圧を発生させる方式を一般に「インバータ方式」というが、鉄道関係ではそれを特に「VVVFインバータ方式」、あるいは「VVVF方式=可変電圧可変周波数制御方式」と呼んでいる。VVVFは可変電圧可変周波数を直訳した和製英語である。
ATO・・・Automatic Train Operation 自動列車運転装置
ATC・・・Automatic Train Control 自動列車制御装置
についても、更新が行われていました。
ATCは、尼崎の列車事故の際に、よく問題点として報道されていましたね。こういうものは、年数gは経過すると、部品などが調達できなくなるのですが、部品の交換レベルではなく、制御機能ごと新しく交換されていました。監査とは関係ありませんが、数年前に、地下鉄車両で、停止信号が車両から発砲されるという不具合が起きましたが?と質問したところ、今は、その際に不具合と特定された手動の停止信号の受信部の装置も、すべて交換が終了しているということでした。
◎井吹の丘小学校
①体育館・・・広くてきれいな体育館。天井は、今は、このように、安全性を考えて、天井板をつけないものが主流だそうです。
②自然換気の塔・・・空気の流れで自然にルーフが開閉します。
③電子黒板・・・たとえば、大きい地図をかけたり、問題を大きく表示したり、書き込んだりと、使い方は無限にありそうな感じでした。
④井吹の丘小学校の正面です