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小樽1

小樽では、「小樽・北しりべし成年後見センター」についてのお話を伺いました。
その前に、ですが、小樽市役所の庁舎について少しご紹介します。小樽に観光に訪れても、なかなか市庁舎までは皆さん行かれないかとも思いますので。
小樽市庁舎は、昭和8年に建造され、昭和60年に小樽市の歴史的建造物に指定されています。金融の街として栄えただけあって、庁舎の財源は、民間の方の寄付をもとにしたもの。(お金持ちですよね)

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庁舎玄関のステンドグラスです。

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議場の天井にもステンドグラスがあるのですが、安全のため落下防止の枠がはめられていました。
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同じく議場にあったレトロなヒーター。

それでは、成年後見センターに戻ります。

〇小樽市の人口は、20万7000人をピークに減少、現在は12万8000人。
〇冬場は除雪作業が大変。韓国の若い人を含め3000人のボランティア雪かきがやってくるように。
〇除雪の年間予算は10億円。昨年は、雪が多く15億円となった。
〇高齢化率が高く、33.4〜33.5%
〇「小樽・北しりべし成年後見センター」は、住民サイドから立ち上がったもの。
〇H17から活動している「杜のつどい」というグループが、社会福祉士の関口先生を講演に招いたことがきっかけとなった。
〇H20年にグループのメンバーや関口先生が中心となって検討委員会が構成され、家裁が任命しやすい組織として、H22年4月に社会福祉協議会の中にセンター設立となった。(小樽と近隣5町村)
〇商店街の中の空き店舗を活用して、包括センターと併設したセンターの相談窓口を置いている。
〇目的として、下記
 ・市民後見人の育成
 ・相談窓口
 ・市長申立て
〇元々福祉部の中に相談室があって、相談を受けていたが、包括支援センターに相談室ができて、相談員を設置。登録しているのは49名にのぼる。(養成講座を受講終了しないと登録できない)
〇”一人立ちできる相談員”の養成はなかなか難しいもよう。

相談内容では、「配偶者が本人のために金銭を使用しないため、財産管理が必要」「路上で倒れ、緊急入院。本人の財産が不明。入院費、公共料金が未払い」「母親が本人名義で借金したり、年金を使用したりする」等々、、。本当に大変だなあ、、と実感します。誰もが弁護士さんに相談できるわけではありません。説明員の方が「縦割りをなくしていくこと重要」と言われていましたが、財産管理も含めた支援という難しい問題を、社会みんなで考えていかなければいけないと実感します。

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