東南アジア視察(カンボジア・プノンペン)その4
長い1日のプノンペン最後は、JETRO事務所さんをお伺い、カンボジア全体についてお話をお伺いしました。
〇カンボジアの選挙は5年に1回行われ、フンセン首相率いるカンボジア人民党が2/3の議席を持っており、おそらく来年(2013年)勝利するだろう。
〇縫製品の輸出が800万トンで主要な輸出産業。
〇輸出先の1位はベトナム、2位が中国、日本へも16〜18万トンあるが、直行便が今ない。
〇韓国には仁川に大韓航空・ASIANA航空の直行便が2便ある。
〇GDPは2012年7%。2012年のひとりあたりで900$台。
〇町中に高級車が走り、iPadも出回る。2000〜2500$くらいの人も結構いる。
〇個人消費では5000$以上の人が80万人くらいはいる。
〇アメリカ向けの輸出品は多い。ZARA、NIKE 日本ではイトーヨーカドーやイオンなど
〇靴では、REGAL,流通センター
〇輸入では中国との取引が多い。生地など。
〇牛肉は中国向けに輸出している。
〇カンボジアはFTAを結んでいないので、ASEANの枠組みの中での取引。
〇中国や韓国からの不動産投資が多い。外国企業にオープンであるため。
〇外国企業にオープンなのは、ポルポト時代にズタズタになり、その後、内戦に入ったため、守るべき自国産業・企業が育っていないこともある。
〇識字率は78.4%。農作業が忙しくて学校に通えない子どもがいる。
〇最低賃金は61$ 80$半ばはワーカークラス 残業を入れて100$超える
〇矢崎総業の開所式にはフンセン首相も出席している。
〇ベトナム・タイから電力を買っている。
〇2013年の国家予算が2406億円。(ちなみに神戸市の一般会計の予算が7000億円強です。)
〇中東・フィリピンがお米の輸出先
〇玄米を精米することができないので、タイやベトナムの企業が農村に行って安く買いたたいている。精米できるシステムを整えれば農業が産業として育つ。
JETROプノンペン事務所前で