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東南アジア視察(シンガポールその3)

シンガポール3番目の訪問先は、Mt.Elizabeth Novena(マウント・エリザベス・ノビーナ)病院です。ノビーナ病院は、東南アジアで病院などを展開するParkway(パークウェイ)という病院グループの、シンガポールにある4つの病院のうちのひとつで、この7月にできたばかりの病院です。Parkwayの20%株主である三井物産の方にエスコートしていただきました。
 シンガポールの医療事情〜
シンガポールでは、全国民が公的保険に近いものには入っているが、公的病院は12か所しかなく、大変混み合っている。それで、民間の保険を買ったりしている。民間の病院は、値段の設定は自由で、ノビーナ病院は、最も高級なクラスにあたる。2〜3割は海外からの患者。自分のお金で治療費を払っている。インドネシアからが4割くらいで、ビジネス面で進んでいてもまだ医療のレベルが低い。
日本の病院と違って、病室・検査室などの棟と、クリニックモールの棟がある。開業医がメインで、クリニックモールに入居し、検査機器やオペ室などを共有して使う。
医師免許を取ったら10年は公的病院で働き、その後開業したりする。クリニックを開業するのも、先生の中での推薦が必要で、審査は大変厳しい。(田中先生もおっしゃっていました。)
次の春に田中先生のクリニックもオープンする予定。
ベッドは333床、クリニックは250になるが、現在のところは半分くらい。
ほかに、三井物産のメディカルヘルスグループで、薬局チェーンや介護、薬原料の輸入などを行っている。
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