日本福祉用具評価センター
2012年01月24日 22:20
本日、花鳥園のお隣にある日本福祉用具評価センター(ニチイ学館の敷地内です)を見学してきました。写真撮影ができなかったので、いただいた資料を添付いたします。
添付の資料の説明にあるように、車いすや介護ベッドなどの福祉用具を第三者機関として試験をしたり評価を行ったりする機関です。国からの補助金などはもらっていなくて、純粋に民間の出資によって設立・運営されているそうです。驚き!!
センターは1Fと2Fに分かれていて、1Fは、ほとんど工業試験所的な感じで、添付にあるような、車いすの走行耐久試験の試験機や、耐衝撃試験機、恒温恒湿の試験室などが並んでいました。かつて担当していた装置の試験(苦労したんです。。泣)を思い出しました。
2Fは、自動車教習所の室内ミニ版といった感じで、電動車いすの走行試験ができるようになっていました。90°のクランク試験用に壁に阻まれた通路とか、段差、坂道などです。運転させていただきましたが、意外に難しいんです。Max6km/hなんですが。
設立趣意書もてんぷしましたので、皆さん、読んでいただけると、日本の中での福祉用具の置かれている状況や背景が少しわかってきます。
神戸の商工会議所でも、今年の3つの目標(抱負?)のひとつが、ヘルスケア産業の発展だったと思います。医療産業都市のすそ野を広げていくために、こうした評価センターの機能や範囲を拡充してヨーロッパのように、福祉や介護の機器やサービスの分野での産業発展につなげていってもらいたいと思います。