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委員会視察#3(宮本住宅〜市営住宅耐震化)

さらに続いて、中央区にある宮本住宅を視察しました。
市営住宅は、平成27年度で耐震化率92%を目標に耐震化が進められています。(現在6月末で83%)実施には、第2次市営住宅マネジメント計画に沿って進められていて、ポーアイや夢野、大池西などでも耐震化が完了しているということ。
ここ、宮本住宅の耐震化の特徴は、住みながらできるという「PCアウトフレーム工法」が使われた点です。パンフレットの図を見てください。

PCアウトフレーム工法のPCとは?普通のマンションのチラシとかに書いてあるRC造りと言うのは、(Reinforced Concrete 補強されたコンクリート)で、鉄筋の入ったいわゆる鉄筋コンクリートのことですが、PCとは、Precast reinforced Concreteで、工場で元から鉄筋が入れられたコンクリートの構造物のこと。現場での工事期間が短縮できます。 

(現場で受けた説明内容とホームページなどから)
まず、建物の側面に、しっかりした基礎を立てる。
そこにPCの柱、PCの梁を組み立てていく。
既存の建物の床の部分との間にPCの床板を設置する。
PCの梁部分をワイヤーで締めていく。
次の段の柱となるPC柱を鉄筋接合する。
PCの床板の上をコンクリートで仕上げる。

この工法は、出来上がり後に、耐震化でよくみられるバッテンの筋交いがないので、住宅には適していますが、かなりの基礎を新しく横に打つ必要があるので、宮本住宅のように、重機が入ることができる住宅が条件になります。

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