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小ゾウのオウジお別れ会

今月7日、王子動物園生まれの小ゾウのオウジ(名前です)が、息を引き取りました。14日土曜日にお別れ会が開かれ、お別れを言ってきました。4歳と5か月という、象にしては子どもの年齢です。動物園で生まれたオウジは、同じ動物園生まれのお母さん象のズゼが、育児の仕方がわからないので、飼育員の方が泊まり込みでミルクをやって育てたそうです。順調に成長していたのですが、1歳になる頃、脚を引きずるようになり、その後、しばらくして立てなくなりました。中央市民病院の先生のご協力でレントゲンを撮ったら、後ろ脚の大腿骨を骨折していることがわかったそうです。そして、骨が柔らかい「骨軟化症」という病気であることもわかりました。オウジはその後、寝たきりとなり、3年半にわたって、闘病生活を送りました。王子動物園の皆さんが献身的にお世話をして、寝返り用の器具もありました。獣医さんの先生から、寝たきりにはなったけれど、オウジは元気でイタズラ好き、飼育員の帽子を鼻で取ったりするんですよ、と聞いていました。お別れ会では、担当獣医さんの下川さんが経過について、また、メインの飼育員の石川さんがオウジの様子について、お話されました。皆さん、本当につらそうでした。オウジは、亡くなる前々日から食欲をなくして弱っていたのですが、その日の朝は、ミルクを飲んだそうです。最後にミルクおいしいって思ったかなあ、、と、少し救われる気持ちになりました。
王子動物園のホームページにある写真です。
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