神戸洋菓子パティシエ広場(北野工房)+県連常任幹事会
今日、民主党県連の常任幹事会に出席しましたが、その帰りに北野工房に寄りました。2Fにパティシエ広場ができていて、神戸の洋菓子職人さんの制作した工芸菓子が展示されています。あまりに美しいので紹介します。
常任幹事会では、最後に、10区の岡田康裕衆議院議員の国会報告がありました。テーマは、民主党が2009年のマニフェストで打ち出した政策実行のための16.8兆円について、実際はどうっだのかを、岡田議員自身がいろいろなデータを駆使して分析した内容。(あくまで私信ということですが)
元々
①フロー部分の見直し9.1兆円(毎年の予算を見直して生み出す)
②ストックの取り消し5.0兆円(埋蔵金など活用可能な財源を見出す)
③租税特別措置の見直しなど2.7兆円(税の控除などを見直して財源を生み出す)
①+②+③=16.8兆円
を、4年間で確保してマニフェストの政策を実現させると、民主党は言っていました。
①について、実際には、予算の見直しで実現できたのは3兆円弱くらいということで、フロー部分の見直しの目標9.1兆円には届いていません。
②次に、埋蔵金の活用などのストック部分5兆円について。
ここが非常にポイントなんですが、政権交代前の麻生政権の時代に、ストックである埋蔵金を取り崩すなどして約9.2兆円が、短期の事業ではなく、ずっと毎年引き続き実行しなければならないような事業費に充てられていたんです。
毎年、9.2兆円の財源を確保しないといけないことになっていました!!
H22年は、事業仕分による埋蔵財産の取り崩しなどによって、H22(10.6兆円)を確保できました。が、H23,H24は、震災関連の補正予算の影響も大きく、H23(7.2兆円)H24(3.7兆円)となりました。
毎年9.2兆円が必要になっているのに、
H22年度 (10.6−9.2=+1.4兆円)ー>1.4兆円が新規財源に!!
H23年度(7.2−9.2=−2.0兆円)−>公債が必要に!!
H24年度(3.7−9.2=−5.5兆円)−>公債が必要に!!
ということになりました。
③租税奥別措置の見直し2.7兆円について
控除の廃止などで1.08兆円が捻出されています。
(・・・これらは、もともと、控除の廃止と手当の創設がセットで実行されるべきでありました。手当が削減なのに控除だけ廃止できないので、今は当初の理念が中途半端な状態になっています。これは川原田私信)
結局、16.8兆円の財源確保はできなかったので、いろいろとご批判を受けているわけですが。。。今回の分析をするにあたって、岡田さんが財務省にいろいろと根拠となる資料を依頼したそうですが、5000もある事業を整理して、彼の要求の数字を出すのは至難の業でできなかったということでした。そういえば、今年、アジア国際会議を聴講した際に、台湾の研究所の重鎮が、ぼやかれていた(言い方悪い?笑)のを思い出しました。「台湾も日本と同じような予算作成の仕組みで、実際はそれぞれの課単位で積み上げてきたもので成り立っている。どれをやめてどれを増やすとかが非常にやりにくい。大きく方向を決めて予算配分をするということがやりにくい仕組み。」と言ってましたね。
とにかく、岡田康裕さん、ありがとうございました。逆境ですが、がんばってほしいものです。
北野工房の可愛い工芸菓子を紹介するつもりだったのですが、ちょっと固くなってしまいました。甘いお菓子の写真でリラーックスしてくださいね。(^o^)