会派視察多摩・秋田#2
続いて、多摩市のUR多摩平団地の再編について調査を行いました。
ここの団地は、テレビで特集をやっていたそうです。番組を見た友人から、「すごく良かったよー!!絶対、参考にするべきやわー!!」と言われていたので、ちょうど多摩市の胃ろうネットワークとも近いので、時間はきつくなりますが、その日のうちに調査に入れてもらうことにしました。
番組だけでなく、いろいろと取り上げられているようで、視察も多いそうです。
ニュータウンで作られた団地を、壊さずに手を加えて、現代のニーズに作り替えています。URが持っている3階建ての団地数棟を、別々のディベロッパーに15~20年の契約で賃貸し、賃貸した業者が若い人用の賃貸、ファミリー世代、高齢者世代の3つの用途にリフォームします。
若い人用は、3LDKを3つの部屋に区切り、食堂などの部分を共有させる、いわば、昔の下宿屋さん風の改装。団地自体が駅から近く、家賃も安いので、満室です。若者用の家賃は¥5万円程度。東京までは、一番早い快速で35分で新宿までいけます。ファミリー世代には、貸し菜園付。高齢者住宅は、外付けのエレベータがついて、一時金を支払う有料老人ホームのような仕組みです。エレベータは、実際には、外付けと言っても、構造的に独立しています。エレベータ2基と廊下をつけることで、バリアフリーの住宅に変身しました。エレベータなどの改修費は、一時金などで賄うということでした。毎月の費用も必要ですが、例えば、病院に付き添ってもらう費用などもケースによっては含まれているそうです。多機能小規模の老人介護施設なども併設されています。
団地の敷地内には、伝統的な神社や深い森の奥地にしか見られない本当に大きな木がたくさんそびえていて、敷地内の建物も広々と建てられています。素敵なところだなあ、、と住みたくなりました。
(現地での会話です。「きれいなところで病院にもついてきてくれるのいいね。私、60歳くらいから誰かついてきてほしいわー。。笑」「それは早すぎるでしょー!?」。。。ハハ)
すべての棟が満室らしいですよ!?
写真1・・若者用
写真2,3・・ファミリー用
写真4・・貸し菜園
写真5・・:高齢者住宅(エレベータを追設)