政令市協議会のため再び仙台へ
神戸に戻って、再び仙台へと向かいました。政令市の民主党の市議が集まる総会が仙台で開催され、出席するためです。今回は、全国から総勢70名くらい。復興のため頑張っている仙台を応援しようと、仙台から30分くらい車で山に行ったところにある秋保温泉のホテルで行われました。総会のあと、仙台の復興状況などの講演を受け、今回、初めての企画として、マスコミ関係者も参加のパネルディスカッションが行われました。
テーマ 「東日本大震災と議会」
コーディネータ エフエムいずみ取締役 阿部清人氏
パネリスト 仙台市復興事業部長 山田文雄氏
神戸市会議員 前島浩一氏
仙台市議会議員 岡本あき子氏
河北新報社仙台市担当 瀬川元章氏
前島先生からは、阪神大震災の当時、議会は、協力し合って、とにかく国に頻繁に陳情に出向いたということのお話がありました。そういえば、かつて浜本律子先生とホテルの部屋が同部屋だったときなど、そういうお話をよくされていたなあ、、と思い出しました。震災当時に議会にいらっしゃった先生方は、本当に皆さん、苦労をされています。岡本先生が仙台でのこれまでの議会の動きについて熱心にお話されました。神戸の時とはまた違った課題があり、今後の参考にさせていただきたいと思います。市の部長からは、議会が熱心すぎて、ちょっと困った(議会が開催されると行政も出席のため?)という声もあり、会場から笑いが出ていました。
翌日、仙台市内のがれきの処分場と下水処理場を視察しました。がれきは、集める際に分別を行ったため、時間がかかったものの、その後の処理が非常にスムーズに進んでいるようでした。3台の仮設焼却炉がリースで設置され、フル稼働で処理が進められていました。当初予定より進んだため、先月(7月)27日より石巻市のがれきの受け入れ処理も行っているとのこと。焼却炉は増設が可能な感じだったので、検討しないのですか、と質問しましたが、焼却灰の行先が確保できないため、これが限界ということでした。
資料1、2(がれき処理のフローと仮設焼却炉)
写真1 仮設焼却炉
写真2 分別されたがれき
写真3 〃 金属類
写真4 〃 家電類
写真5 丘のように見えますが、実は、田畑のがれき。草がすごい勢いで生えて丘のように。
写真6 分別されたがれき 木材(製紙工場の燃料に使用される)
写真7 下水処理場の建物の屋上から。当日、職員の皆さんはこの屋上に上がって難を逃れました。現在は再建が進められています。