委員会視察#3(名取市)
2012年09月02日 13:13
名取市では、お忙しい中、佐々木市長、山田議長に出迎えていただき、神戸から職員派遣が行われていることを初め、神戸市への感謝のお言葉をいただきました。当日は、派遣職員の森下さん、伊澤さんにも同席してもらい、現場も案内していただきました。
名取の閖上地区には、昨年7月にも、民主党県連の調査で訪れました。昨年は、町中にたくさんの漁船や車が残され、道路もはっきりせず、また、塩害によって草木が生えず、町が灰色だったことが印象的でした。今年の閖上は、がれきが撤去され、道路や電柱の整備が少し進み、何よりも、昨年灰色だった土地に草が生えて緑の景色に変わっていました。
防災安全課の大久室長よりお話を伺いました。
名取市では地震による倒壊はほとんどなく、津波被害がほとんどでした。911名もの尊い命が奪われ、なお不明者も43名ということです。名取市未来会議という場が作られ、閖上地区は、「閖上復興まちづくり協議会」によって進められており、今年中にも事業認可を取る予定ということ。82haのかさ上げを検討していて、3〜4mくらいのかさ上げになる。H26年度くらいに土地ができてくる予定。地区のうち、戻りたいが3割、移転したいが3割、残りは買い取りを希望ということ。
家も流され、残っているのが土地だけという人が多く、国の区画整理の事業に乗っていかないと費用が出ない面がある。
写真1枚目は、7.2mの防潮堤がこんな感じになりますという、サンプルで作られているとこと。高さの感じとかをみる。
2枚目は日和山から。3枚目、4枚目は、一部で始まっている防潮堤整備の様子。