委員会視察#2(宮城県庁)
2012年09月02日 12:31
2日目は、宮城県庁、続いて、神戸市から応援の職員派遣を行っている名取市に調査に行ってきました。
宮城県(仙台は政令市なので除外?)での被害の状況。
1.南三陸周辺・・・・新井田川・八幡川・水尻川の3つの川が集まったところに水産加工場などが集まった地域。地盤沈下によって、海抜が0m以下となった地域もある。
2.石巻市周辺・・・堤防があまり高くなかった。製紙工場・水産工場・造船会社・住宅が集まっていた。旧北上川を津波が遡上し、40km地点までもいったところもある。
3.名取市・・・閖上地区の被害が大きい。空港の北にあたる地域。
宮城県の復興は、「宮城モデル」として進められています。
〇高台移転、職住分離
〇仙台平野などでは多重防御(防潮堤+道路)を考えていく。
〇最悪の条件では、避難の経路を考える。
〇県がまちづくりの支援に。
〇道路を「命の道」としてネットワーク整備
概要・・・7.2mの防潮堤を整備し、レベル1の津波は防御する。防潮堤に並行して走る主に県道をかさ上げし、レベル2の津波の際は道路や防災林で防げるようにする。この間は、建築制限を行う。地域ごとに高台移転や職住移転を進めていく。
県道などの高さは、津波がきても使えるように、とりあえず2m以上にして整備していくが、実際にシミュレーションを行って高さを決めていくということ。