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初任科訓練生の披露会

23日、ひよどりにある神戸市立の防災総合センター(神戸の消防学校です)で、第89期の初任科生の訓練披露会が行われました。
初任科訓練の披露会の出席は2度目となりますが、半年間の訓練を頑張ってこられた訓練生の皆さんの、いわば卒業式(本当の卒業式は別途あるそうです)のようなもの。たとえば、「通常点検」ひとつをとっても、おびただしい数のステップの動作があり、全員がミスなくこなしていくまでに、相当時間がかかったものと思われます。「消防体育」という項目で、3人でロープを持って走る種目がありました。150mを25秒?だったと思います。何度も走ります。ジャンプ腕立て伏せもありました。
そうした基礎の訓練を踏んで、消防活動・救助活動の基礎訓練を積んでいきます。
皆さん、お疲れ様でした。これから安全には本当に気をつけてがんばってください。
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インターネット中継

議会改革の一環として、今回の定例市会から、委員会等がインターネット中継されます。本日、早速、委員会の中継が行われています。(残念ながら、別の仕事をしていて見損なってしまった。。)
明日は、都市防災委員会が開催される予定です。私は今回、委員長になりましたので、(会派間の人の移動などによって、委員会の移動や、役員人事の改選が行われています。)ドジなことしないか、ちょっと心配です。
決算特別委員会が来週開かれますが、今回、第一分科会に所属して、企画調整局、市民参画推進局の質問を担当します。決算特別委員会も中継があると思います。

ボーイスカウト神戸26団上進式

今日、17日、私の所属するボーイスカウト26団の上進式&入隊式がありました。
最近は、女子のスカウトも増えてきています。(^^)9月も半ばを過ぎているというのに、今日はとっても暑かったですね。2時間くらいあったのですが、終わって帰るときフラフラになってました。(汗;)これって熱中症、なりかけではないだろうかー??・・と、帰りにコンビニで普段飲まない栄養ドリンクとアイスキャンディを買って、補給後、少し横になったら回復しました。危なかったー!!
育成会長として、「気をつけましょう!!」とか言ってるのに、話にならんわー。
皆さんも、どうぞ気をつけてくださいね。油断してると危ないですよ。

写真1・・・進級・入隊したスカウトのみんなです
写真2・・・集合写真(育成会長のいるときー)
写真3・・・集合写真(育成会長のいないときー)
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神戸洋菓子パティシエ広場(北野工房)+県連常任幹事会

今日、民主党県連の常任幹事会に出席しましたが、その帰りに北野工房に寄りました。2Fにパティシエ広場ができていて、神戸の洋菓子職人さんの制作した工芸菓子が展示されています。あまりに美しいので紹介します。

常任幹事会では、最後に、10区の岡田康裕衆議院議員の国会報告がありました。テーマは、民主党が2009年のマニフェストで打ち出した政策実行のための16.8兆円について、実際はどうっだのかを、岡田議員自身がいろいろなデータを駆使して分析した内容。(あくまで私信ということですが)

元々
①フロー部分の見直し9.1兆円(毎年の予算を見直して生み出す)
②ストックの取り消し5.0兆円(埋蔵金など活用可能な財源を見出す)
③租税特別措置の見直しなど2.7兆円(税の控除などを見直して財源を生み出す)
①+②+③=16.8兆円
を、4年間で確保してマニフェストの政策を実現させると、民主党は言っていました。

①について、実際には、予算の見直しで実現できたのは3兆円弱くらいということで、フロー部分の見直しの目標9.1兆円には届いていません。

②次に、埋蔵金の活用などのストック部分5兆円について。
ここが非常にポイントなんですが、政権交代前の麻生政権の時代に、ストックである埋蔵金を取り崩すなどして約9.2兆円が、短期の事業ではなく、ずっと毎年引き続き実行しなければならないような事業費に充てられていたんです。
毎年、9.2兆円の財源を確保しないといけないことになっていました!!
H22年は、事業仕分による埋蔵財産の取り崩しなどによって、H22(10.6兆円)を確保できました。が、H23,H24は、震災関連の補正予算の影響も大きく、H23(7.2兆円)H24(3.7兆円)となりました。
毎年9.2兆円が必要になっているのに、
H22年度 (10.6−9.2=+1.4兆円)ー>1.4兆円が新規財源に!!
H23年度(7.2−9.2=−2.0兆円)−>公債が必要に!!
H24年度(3.7−9.2=−5.5兆円)−>公債が必要に!!

ということになりました。

③租税奥別措置の見直し2.7兆円について
控除の廃止などで1.08兆円が捻出されています。
(・・・これらは、もともと、控除の廃止と手当の創設がセットで実行されるべきでありました。手当が削減なのに控除だけ廃止できないので、今は当初の理念が中途半端な状態になっています。これは川原田私信)

結局、16.8兆円の財源確保はできなかったので、いろいろとご批判を受けているわけですが。。。今回の分析をするにあたって、岡田さんが財務省にいろいろと根拠となる資料を依頼したそうですが、5000もある事業を整理して、彼の要求の数字を出すのは至難の業でできなかったということでした。そういえば、今年、アジア国際会議を聴講した際に、台湾の研究所の重鎮が、ぼやかれていた(言い方悪い?笑)のを思い出しました。「台湾も日本と同じような予算作成の仕組みで、実際はそれぞれの課単位で積み上げてきたもので成り立っている。どれをやめてどれを増やすとかが非常にやりにくい。大きく方向を決めて予算配分をするということがやりにくい仕組み。」と言ってましたね。

とにかく、岡田康裕さん、ありがとうございました。逆境ですが、がんばってほしいものです。

北野工房の可愛い工芸菓子を紹介するつもりだったのですが、ちょっと固くなってしまいました。甘いお菓子の写真でリラーックスしてくださいね。(^o^)

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兵庫運河

先日、大沼湖の水上レストラン、小樽運河の観光ボートと視察をしてきましたので、月曜日、兵庫運河の可能性を探るために、会派で廻ってきました。
和田岬周辺にお勤めの方には、ご存じの兵庫運河ですが、そうでないと、なかなかピンとこないかもわかりません。和田岬線に乗ったことがあるという人も、朝晩しか動かないこともあって、会社にお勤めの人、地域に住んでいる人、サッカーファン、鉄道ファン、清盛のブームで乗ってみた人、などが多いかと思います。私は和田岬の会社なので、もちろん、和田岬線はよく利用してました。(タクシーも多かったけど。。。汗;)かつては、材木がよく浮かんでいましたが、今は見なくなりました。
調査は、3か所。
Googleからの地図

1か所目は神戸から高松線で中央市場を過ぎたくらいのところの運河(新川)にかかっている橋梁「新川橋」の付け替え工事について説明を聴取しました。
〇橋は老朽化していて、補修でなく付け替えが選択された。
〇現在、工事が進捗していて、今年10月に竣工予定。
〇橋梁は、かつてだめになったら直していたけど、今は長期に計画を立てて耐震化などを実施。
写真1・・工事前の橋げたの状況
写真2・・橋の変遷
写真3・・工事の要領(暑い中、パネルを持ってもらってご苦労様でした。感謝)
写真4・・新川橋からの眺め1
写真5・・新川橋からの眺め2
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2か所目は、レガッタレースなどが行われている、浜山小学校の近くの運河のプロムナードへ。ものづくり復興工場が正面に見えます。
写真6・・プロムナード
写真7・・ものづくり復興工場が正面に見えます
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写真8・・移動の途中の橋から、和田岬線の高架の方向を写しました。

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Googleからのアップ写真
この高架は、ネットで調べると「和田旋回橋」という名前がついていて、明治32年に造られたものなんですねー!!回転する部分は取り除かれて固定橋になっている。歴史的建造物でもあるし、回転させるようにできたら、全国から鉄道ファンが来て、小さい船なら間を通ると思うのですが!?じゃあ、工事の間の和田岬線はどうするのか、という問題もありますねー。

3か所目は、中央市場の正面西側にあるプロムナード。現在、市場の前には清盛の歴史館が建っていて、来年1月まで運営されます。(清盛隊は人気が出てきて、追っかけのファンもいるらしいですよ。。嬉;)
写真9
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政令市協議会のため再び仙台へ

神戸に戻って、再び仙台へと向かいました。政令市の民主党の市議が集まる総会が仙台で開催され、出席するためです。今回は、全国から総勢70名くらい。復興のため頑張っている仙台を応援しようと、仙台から30分くらい車で山に行ったところにある秋保温泉のホテルで行われました。総会のあと、仙台の復興状況などの講演を受け、今回、初めての企画として、マスコミ関係者も参加のパネルディスカッションが行われました。
テーマ 「東日本大震災と議会」
コーディネータ エフエムいずみ取締役 阿部清人氏
パネリスト 仙台市復興事業部長 山田文雄氏
       神戸市会議員 前島浩一氏
       仙台市議会議員 岡本あき子氏
       河北新報社仙台市担当 瀬川元章氏
前島先生からは、阪神大震災の当時、議会は、協力し合って、とにかく国に頻繁に陳情に出向いたということのお話がありました。そういえば、かつて浜本律子先生とホテルの部屋が同部屋だったときなど、そういうお話をよくされていたなあ、、と思い出しました。震災当時に議会にいらっしゃった先生方は、本当に皆さん、苦労をされています。岡本先生が仙台でのこれまでの議会の動きについて熱心にお話されました。神戸の時とはまた違った課題があり、今後の参考にさせていただきたいと思います。市の部長からは、議会が熱心すぎて、ちょっと困った(議会が開催されると行政も出席のため?)という声もあり、会場から笑いが出ていました。
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翌日、仙台市内のがれきの処分場と下水処理場を視察しました。がれきは、集める際に分別を行ったため、時間がかかったものの、その後の処理が非常にスムーズに進んでいるようでした。3台の仮設焼却炉がリースで設置され、フル稼働で処理が進められていました。当初予定より進んだため、先月(7月)27日より石巻市のがれきの受け入れ処理も行っているとのこと。焼却炉は増設が可能な感じだったので、検討しないのですか、と質問しましたが、焼却灰の行先が確保できないため、これが限界ということでした。
資料1、2(がれき処理のフローと仮設焼却炉)
写真1 仮設焼却炉
写真2 分別されたがれき
写真3  〃 金属類
写真4  〃 家電類
写真5 丘のように見えますが、実は、田畑のがれき。草がすごい勢いで生えて丘のように。
写真6 分別されたがれき 木材(製紙工場の燃料に使用される)
写真7 下水処理場の建物の屋上から。当日、職員の皆さんはこの屋上に上がって難を逃れました。現在は再建が進められています。
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委員会視察#4(仙台市)

3日目、最後に仙台市役所で、復興の状況と防災についてお話を伺いました。
復興事業室
〇仙台市内の死亡者は863名、行方不明31名。
〇ほぼ全員が津波で亡くなっている。
〇建物の被害はほとんどなく、耐震化が進んだというより、振幅など、地震の特徴によるものと言われている。
〇これまで宮城沖地震に遭っており、特に弱い建物は既に更新されていたのかもしれない。
〇浸水エリアは4633ha。
〇山を切り開いてできた団地に被害が出ている。
〇丸石積みの団地など。今は使わない手法。
〇元々高齢化など、課題の大きい団地のエリアの被害が大きい。
〇ガス管の耐震化は進んでいたが、ガスの精製工場が港にあり、陸からのパイプラインが生きていた。
〇自家発電を行ったり道路補修を行うにしても、まず、燃料が足りなかった。
〇観光客や出張者が行き場を失ってしまった。帰宅困難者だけでなく、ビジターへの対策も必要。
〇仙台駅はシャットアウトされた。JRも含めた役割分担の再検討がいる。
〇仮設住宅の建設は、県知事の権限でないとできなかったため、土地もマンパワーもあったが進まなかった。災害時の政令市の権限を明確化しておく必要がある。
〇仮設のプレハブが全国一律仕様であったため、いざ冬になると、断熱材を張ったりする工事に、営繕部隊がかかりきりになった。
〇民間アパートを募集したら、マッチング(借りる人と貸す人の)でうまくいかなかった。個人で見つけてもらってから公的な手続きをする方法に変えた。
〇「コミュニティ入居」を行うと、自治の立ち上がりが早い。
〇仙台市のがれき処理は進んでおり、石巻市の分も受け入れることになった。
〇神戸市から提供された「震災の記録」誌が非常に役立った。仙台も作ろうと思っている。
〇仙台市の復興計画は5年でやりきる。雇用が東京方面に流れてしまうのを防ぐ。
〇盛土・かさ上げをこれから実施する。H26年度に大体終わる。

特に宅地に関して課題が浮き彫りになった。
◎宅地の耐震診断がなかった。造成履歴を宅建法の重要事項説明に入れるべきと考える。
◎地震保険は宅地は対象外。

〇仮設の高齢者に携帯を800台。(1億円)話し相手がほしい時にいつでも電話口に出てもらえる。24Hのサービス。

防災企画〜
〇取り残された人は、ヘリコプターと道路の2方向で救助に。
〇道路は、建設会社と事前から協議していたため、重機類をていきょうしてもらった。普段から顔の見える関係を創っておくこと重要。
〇建物の履歴証明だけで25万件に及ぶ。(全世帯が44万件)応援にきてもらって助かった。
〇陸上自衛隊からは最大の支援を受けた。

復興の案は、すでに固まっていて、災害時のシミュレーションも実行されているため、道路の高さが6mで計画が進められていた。1次防災の7.2mの防潮堤は、一部築造が開始されている。(沿岸部の人々の反対も少なかったことも)

写真は、市役所に設置されていた自動販売機。

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委員会視察#3(名取市)

名取市では、お忙しい中、佐々木市長、山田議長に出迎えていただき、神戸から職員派遣が行われていることを初め、神戸市への感謝のお言葉をいただきました。当日は、派遣職員の森下さん、伊澤さんにも同席してもらい、現場も案内していただきました。
名取の閖上地区には、昨年7月にも、民主党県連の調査で訪れました。昨年は、町中にたくさんの漁船や車が残され、道路もはっきりせず、また、塩害によって草木が生えず、町が灰色だったことが印象的でした。今年の閖上は、がれきが撤去され、道路や電柱の整備が少し進み、何よりも、昨年灰色だった土地に草が生えて緑の景色に変わっていました。
防災安全課の大久室長よりお話を伺いました。
名取市では地震による倒壊はほとんどなく、津波被害がほとんどでした。911名もの尊い命が奪われ、なお不明者も43名ということです。名取市未来会議という場が作られ、閖上地区は、「閖上復興まちづくり協議会」によって進められており、今年中にも事業認可を取る予定ということ。82haのかさ上げを検討していて、3〜4mくらいのかさ上げになる。H26年度くらいに土地ができてくる予定。地区のうち、戻りたいが3割、移転したいが3割、残りは買い取りを希望ということ。
家も流され、残っているのが土地だけという人が多く、国の区画整理の事業に乗っていかないと費用が出ない面がある。

写真1枚目は、7.2mの防潮堤がこんな感じになりますという、サンプルで作られているとこと。高さの感じとかをみる。
2枚目は日和山から。3枚目、4枚目は、一部で始まっている防潮堤整備の様子。

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委員会視察#2(宮城県庁)

2日目は、宮城県庁、続いて、神戸市から応援の職員派遣を行っている名取市に調査に行ってきました。
宮城県(仙台は政令市なので除外?)での被害の状況。
1.南三陸周辺・・・・新井田川・八幡川・水尻川の3つの川が集まったところに水産加工場などが集まった地域。地盤沈下によって、海抜が0m以下となった地域もある。
2.石巻市周辺・・・堤防があまり高くなかった。製紙工場・水産工場・造船会社・住宅が集まっていた。旧北上川を津波が遡上し、40km地点までもいったところもある。
3.名取市・・・閖上地区の被害が大きい。空港の北にあたる地域。

宮城県の復興は、「宮城モデル」として進められています。
〇高台移転、職住分離
〇仙台平野などでは多重防御(防潮堤+道路)を考えていく。
〇最悪の条件では、避難の経路を考える。
〇県がまちづくりの支援に。
〇道路を「命の道」としてネットワーク整備

概要・・・7.2mの防潮堤を整備し、レベル1の津波は防御する。防潮堤に並行して走る主に県道をかさ上げし、レベル2の津波の際は道路や防災林で防げるようにする。この間は、建築制限を行う。地域ごとに高台移転や職住移転を進めていく。

県道などの高さは、津波がきても使えるように、とりあえず2m以上にして整備していくが、実際にシミュレーションを行って高さを決めていくということ。
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委員会視察#1(仙台空港)

今週は、都市防災委員会の視察で月火水と仙台、一旦神戸に帰って、次の木金は、政令市の民主党市会議員の総会で、またまた仙台と、1週間を仙台で過ごすことになりました。
空港から仙台市までは、空港アクセス線に乗車して移動しますから、1日1回は、この電車に乗りました。空港から仙台駅まで快速で17分。普通で25,6分かな。愛着が出てきたので、最後に記念写真を撮りました。(笑)
1日目は、仙台空港で、震災時の避難状況や、復興の現状について、空港会社の大平(おおだいら)専務から説明を伺いました。
大震災が発生し、ビル自体は大丈夫だったので、地震の避難をしようとした矢先、大津波警報が発令、ビルの外に逃げていた人も立ち戻り、空港内は、観光客などの利用客702人、空港関係の従業員395人、さらに、ビルに避難してきた周辺住民や事業所の人598人、合計1695人が孤立した空港ビルで救助を待つことになりました。
〇防災の拠点には指定されていなかったため備蓄がなく、毛布は200枚だけ。食糧は、仙台のおみやげの「萩の月」を1個とペットボトル1本を配給する形でしのいだ。
〇居合わせた人の中でグループごとに代表を決めて進められた。
〇2日目の朝、富山県のレスキュー隊が到着。
〇岩沼市長がその後14時に食料を持って到着。
〇米軍の「トモダチ作戦」が始まって、空港の外にあるがれきが、みるみる片付いていった。
〇12日夕方から避難者が歩いて帰宅しはじめ、14日には100名を切ることに。
〇食糧は、おみやげなどがあったが、電源がないため、トイレが流せないことが困った。
〇客室乗務員から新聞紙でくるむ方法を教えられ、みんなで従った。
〇震災前は、優良会社で、10億円くらいの利益剰余が出ていたが、復興に65億かかることに。
〇国・県から無利子融資を受け、(39.2億円)20年で返す予定。
〇今後、津波が来ても、電気室だけは浸水しないように潜水艦構造に改良した。

空港は、すっかり復旧していました。便数も、国際線が17便と、震災前の20便には到達していないものの、国内線は44便と、震災前の40便より増便となっています。
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資料1

資料2

月別アーカイブ