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家庭養護促進協会

 昨日、26日、家庭養護促進協会の総会が阿倍野区民センターで開催され、出席してきました。神戸新聞を読んでいらっしゃる方は、「あなたの愛の手を」というコーナーで、毎週、里親を求める記事が紹介されているのをご存じだと思います。会員になってシンポジウムに出席してお話を伺ったりはしているのですが、今回、初めて総会に出席して、協会の設立の歴史や今の課題など、改めて考えるきっかけになりました。昭和37年からずっと続いていて、来年50周年を迎えます。(私が協会のことを説明するより、正確な方がいいかと思いますので、下記にホームページの抜粋を添付します。)

 総会の後、関西芸術座の役者さんによる記念公演「おかえり」が上演されました。実際の里親さんの家庭のお話をベースに構成されていて、ドキュメンタリーをお芝居にしたような感じの劇でした。劇の紹介では、シナリオや構成も、役者さんの思いも入ってアレンジされていったと言われていましたが、難しいテーマなのに、気持ちも入っていて、お芝居としても楽しめました。プロの役者さんってすごい!!

 今日の新聞に、昨年度の虐待の相談件数が増加(610件、1.6倍)したことが掲載されています。昨年7月の大阪での事件以来、相談が急増ということで、まわりの人の、「報告しないと!」という意識が高まったことが背景にあると思います。が、「最近は報告する人が増えたから」ということの中に、実際には虐待の件数や状況はどうだったか、という事実が埋もれてしまう危険性もあるので、考えていきたいと思います。
 
++++++ 家庭養護促進協会のホームページから ++++++
愛の手運動とは、子どもたちに里親を求める運動です。
 親の病気、行方不明、離婚、虐待などさまざまな理由で、親とともに暮らせない子どもたちは現在わが国で4万人ほどいて、その約9割は乳児院や児童養護施設といった児童福祉施設で生活しています。
 そのような子どもたちを地域の一般の家庭で預かり、家庭生活の中でともに育っていくことをすすめていくのが里親制度です。
 「愛の手運動」は昭和37年より神戸で、昭和39年より大阪で、児童相談所、新聞社、放送局、さらに多くの一般の方々の協力を得て始まった、家庭での養育が難しくなった子どもたちに里親を求める運動です。
 これまで、2,200人を越える子どもたちがこの運動を通して、里親・養親のもとで育っています。
 愛の手運動の推進母体が「社団法人 家庭養護促進協会」で、神戸と大阪の2つの事務所があり、兵庫県、大阪府下を中心に活動を続けています。
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