東北#4福島
2011年08月06日 16:42
次の日、4区高橋昭一衆議院議員、2区向山好一衆議院議員も合流して、福島第一原発の避難者の皆さんが集う、避難所の拠点のひとつ、「ビッグパレットふくしま」を訪問しました。ここでは、地元の県会議員で、NPO法人「ハートネットふくしま」の理事長としても熱心なボランティア活動をされている吉田公男議員にお会いし、お話をお伺いしました。
一時は人がひとり歩くこともできないほど人であふれていたというビッグパレットも、仮設住宅や民間の借り上げ住宅に分散していって、訪問当日残っていらっしゃる方は250名ほどに減少していました。(写真はありません)
同じ建物の中にボランティアセンターがあってその名も「おたがいさまセンター」。いいネーミングですよね。
隣接する仮設住宅では、お住まいの方からいろいろと生の声を聴くこともできました。訪問日は、曇りだったので気温も低く、エアコンをかけなくても問題ない暑さでしたが、直前は35℃まで気温の上がった日もあったそうです。どうしても節約してエアコンをつけないで過ごすおうちが多いとのこと。昼間はビッグパレットに涼みに行ったりとか。もともと、農業や漁業をされていた方も多く、農地や船がないと働く場所もないという状況でもあるから、どうしても節約せざるを得ないということ。
暑いといっても福島では朝晩は長袖でないと寒いくらいだそうです。これから、秋、冬を迎えるにあたって、冬の衣類を全く持っていないので、自宅に戻らせてもらえるんだろうか心配です、と言われました。
南三陸ではお米などの物資が倉庫に積まれていましたが、福島では不足しているとも。地域間格差やニーズなど、まだまだ被災地間での情報の交換や物資の流通も必要なのではと感じました。