石油コンビナート等総合防災訓練
昨日、26日、決算の市会が閉会しましたが、今日は、朝から、東灘の埠頭でコンビナート火災の消防訓練が行われ、見学してきました。
兵庫県が主催しているものですが、国の機関も、海上保安庁、国土交通省、陸上自衛隊、県では、県警と県下の消防・防災関連の部隊(高砂や芦屋、西宮からも)、そして、神戸市では、各消防隊と企業などで構成される関連する防災区域の協議会、等々、大規模な訓練でした。(とにかく寒かった!!。。。ですが)
訓練の内容を紹介します。
第1部〜危険物施設事故対応訓練
災害想定・・地震により、メタノールタンクの出荷ポンプ付近から漏えいが発生した。また、タンク上部で点検中の従業員が負傷した。更に余震により火災が発生した。
まず、第一陣の災害対策の部隊(事業所や近隣の人員等)が土嚢を積んで流失したメタノールの拡散を防ぐなど、消防などが到着するまでの初動対応。
消防隊や救助隊がくる
タンク上部にいる負傷者を救出(写真が小さいですが、救助用の小さいボートのようなものに乗せ、貼られたロープに沿って降下させます。きっととっても怖いと思う!!)梯子車は放水のための準備をします。
各関係機関(警察、自衛隊、消防団、化学車、など)が集合する
タンクには冷却のため梯子車と高所の放水のできる特殊車から一斉に放水
第2部〜海上流出有害液体物質防除訓練
災害想定・・地震により、着岸中船舶からの荷役中キシレンが甲板上に流出し、一部が海上に流出した。その後、着岸中船舶から、火災が発生した。
右手に停泊の船が荷役中にキシレンが漏えいと仮定の船。事業所のボートがオイルフェンスを張る作業を行っています(海が明るい緑色になっているのは、流出薬剤の模擬のため海に害のない染料で着色)
オイルフェンスが広がっています
流出したキシレンにゲル化剤を散布し、回収作業
国土交通省保有の双頭船Dr.海洋
神戸市消防局の消防艇(2艇のうちの1艇)
海上保安庁の船
キシレンが漏えいした船が火災発生のため、沖にえい航
沖にえい航を終えた火災船に一斉に放水(今日は模擬のみ)