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富良野塾

会派視察の2日目は、北海道の富良野塾です。今日、週刊ポストを買ったら、見開き2ページに渡ってカラーの紹介ページがありました。富良野塾は、廃止された北海道のゴルフ場に、植林をする目的で活動するNPOですが、「北の国から」で有名な作家の倉本聰さんが、提唱され、塾長をされています。植林をするにあたって、訪問者に対しては環境教育のプログラムが用意されており、私たちは、みっちり3時間コースのプログラムを選んで、NPOのリーダーのお話をお伺いしながら、かつてのゴルフコースを歩いて回りました。
 プログラムは、ペアになった片方のひとりが目隠しをして、林の中の道を歩くところから始まります。なんでもないことですが、想像することと、体験することは大違いで、痛いとか冷たいといった足の裏の感覚や、風の音など、怖いから必死で使って歩くんですね。(多少の雨でも決行するということなので、当日、晴れてくれてほんとに良かった!です。)
 次に、地球の46億年の歴史を460ヤードに換算した道を、歩きます。途中、地球の変遷がわかるように、石や木を使ったオブジェが置いてあり、地球の歴史を知るのと同時に、水や空気の大切さ、植物の果たす役割などを知ることができます。教科書で勉強するのとは違って、体感しながら、富良野の自然を歩きながらの学習ですから、どんどん自分の中に入り込んでくる感じがします。地球の歴史の最後のところで、地球温暖化のこと、食糧や水のことなどお話があります。(倉本聰さんは言葉を大切にする方なので、温暖化というイメージのいい言葉ではなく、高温化と言うように指導があるそうですが。)
 最後に、ゴルフ場の芝をはがして広葉樹の植樹を行います。
 プログラムは、大変ユニークなもので、劇団ご出身のリーダーの斎藤さんの話術も素晴らしく、最後に自分の手で苗を植える点も、何かしら充実感が得られるもので、ぜひ、小学生や中学生に体験させたいなあと感じました。
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