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プラスチック油化装置

続いて平塚市にある、株式会社ブレストさんを訪れました。最近、テレビのニュースなどでも取り上げられることが多いので、ご存知の方もいらっしゃるかもわかりません。ペットボトルのキャップやお弁当の容器、その他なんでもPPやPE、PSの表示のあるプラスチックを投入して電源を入れると、2〜3時間で再生油が精製されます。えーっ!?と思うけど、プラスチックって元々石油でできてますから、戻っても不思議はないのですが。。。何でもない装置(何でもないことはないはずですが、意外と小さく、重量は50kg)に、キャップとかトレイとか袋とか何でもかんでも入れて、燃料油ができあがるというのがいいなあと思います。1kgのプラスチックを入れてランニングコストは1時間1kwの電気代のみなので、3時間として¥60くらい?でしょうか。もう一度再生油を投入して精製し、軽油や重油に分別することもできるそうですが、その場合はそれぞれに相当する税金を払う必要があります。混合油のままボイラーに入れたり、発電機に入れたりして使うのには税金はいらないらしい。CO2削減や資源循環の目線で、こういうものには税金がかからないようにしてもらいたいですね。地元の小学校では、ずっと前から装置を導入して取り組みが行われていて、「スクール油田」と呼んでいるらしいです。
もう少し大掛かりな装置もありますが、大掛かりにすると、結局回収後の分別に手間がかかってしまうので、ごく小規模にして顔が見える範囲で取り組んでいけば、分別にコストがかからず、精製される再生油の品質が保証されるでしょうと言うお話でした。例えばクリーニングから洋服が帰ってくると、薄い袋で包まれていますが、こればっかり集めると、かなり質の高い油が得られます。
学校や地域の拠点となるところで回収を行って再生油を取り出し、それを発電機などに用いることができれば、大人を含めた環境教育にもつながると思います。
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