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楽農生活センター

西区にある、「楽農生活センター」、そのあと、豊岡のコウノトリの郷公園へと視察に行ってきました。楽農生活センターは、県の施設ですが、併設している地元産野菜を使ったバイキングレストラン「かんでかんで」が超人気のスポットとなっていて、平日でも毎日いっぱいとなっています。今回、見せていただいたのは、最近、導入した菜種油の絞り機と、菜種油や廃食油からディーゼル油を精製する装置です。菜種の油はどれくらい取れるのか、というと、
 1反=1000m2の面積に菜の花を植えて、200kgの菜種の実が採れるそうです。
  このうち、油を絞って取れるのが30%
  なので、200kg×30%=60kgの菜種油ができます。
  1000m2は、約300坪ですから、300坪÷60kg=5坪となります。
1kgの油を作るのに、5坪分の花の世話と、油を絞る手間が要るんですね。ちなみに家にあったサラダ油(キャノーラ油)の原料を見ると、「食用なたね油」とありました。値段はついてないけど、数百円だったと思います。原産国は書いてないけど、世界のどこかで栽培されたもののはず。農業振興や地域の活性化などを目的にして耕作放棄地に植えるにしても、コストを考えるときに、こうした輸入の菜種と比べられるから、結構大変だなーと思います。センターでも、菜種の栽培はやっているそうです。
 ディーゼル油の精製装置は、この前、伊丹で見学させてもらったものと同様な装置で、1日115リットルのディーゼル油の精製ができます。
 冒頭の人気レストラン、「かんでかんで」でランチを取りました。評判どおり、地元産の野菜がふんだんに使われていて、メニューも豊富。90分で¥1500のバイキングですが、平日でもいっぱいなのがよくわかりました。せっかくこんなに人に来てもらえるんだから、家庭の使用済みてんぷら油を持ってきてもらって割引サービスをするとかやればいいのになあ、と感じました。
 センターでは、新規に農業をやっていきたいという方と、ちょっと農業をやってみたいという方向け、2種類の研修コースが用意されていて、既に、数十人の卒業生(前の学校からかも?)が就農されているそうです。そば打ち体験や手作り豆腐作りなどなど、たくさんの体験教室が開催されています。一度、行って見てください。レストランは予約したほうがいいかも。

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5月6月の体験イベント紹介

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