ウミガメ
2008年12月14日 20:36
13日、神戸空港島の西岸にある人工の海水池で静養していたウミガメたちを海に放流するイベント「ウミガメ・エコツーリズム」が開催されました。ウミガメは、誤って漁師さんの網にかかってしまったり、傷ついて保護されたりしたもので、空港島の海水池で傷を回復して体力がつくまで静養していました。この日に海に返されたウミガメは3頭、1頭は泳ぐ力が足りない(鮫にかまれて)ため、水族館に引き取られました。NPO法人ウミガメ協議会のダイバーの方が海水池に潜り、ウミガメを捕まえて、古タイヤの上に載せてから、ツーリズムが開始されます。協議会の先生のウミガメについてのセミナーがあって、その後、子どもたちによるカメの身長・体重測定、甲羅のお掃除、獣医さんによる健康診断を経て和歌山沖まで船で運ぶため、トラックに載せられます。
4頭同時に進めるので、人手不足気味。私もウミガメをひっくり返すのをお手伝いしました。65kgもあるので、3人でやるとかなり重い!!落としてはいけないと必死に持ちました。終わって手のひらを見ると、真緑に。藻の匂いがぷんぷんします。これを洗うんだな、というのがよくわかりました。
ウミガメはこれから、遠くメキシコまで泳ぐものもいるらしいです。帰りにウミガメの本まで買って、すっかりはまってしまいました。
本によると、産まれた浜を覚えているかどうかは、証明できていないらしいですが、一度産卵した浜には戻ってくることはわかっているそうです。生態も神秘的で不思議なウミガメですが、空港島で静養していたカメが、メキシコまで行ってまた戻ってくれば、ロマンチックですね。