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ふれあい義塾・工藤良さんにお会いしました

昨年の選挙の折に、新人候補の女性3人と、あまり女性らしくない(??)私を入れてもらって4人で「神戸市政女性ネットワーク」を立ち上げて、市内を回りました。めでたく、全員当選。議会の仕事も始まりましたが、2期目の私でさえ、仕事をこなすのに余裕の無い状態です。なかなか4人そろっての時間もとれなかったのですが、今年は、何か教育、学校などに関わることを、ということで、私が以前からお会いしたかった、「ふれあい義塾」の工藤良さんに会いにいくことに決定。日帰りの短い出張となりましたが、小倉からローカル線で1時間の炭鉱の町、筑豊・田川に4人で行ってきました。
工藤さんは、元暴走族「極連会」の総長から、これを解散させ、ボランティア団体「GOKURENKAI」を設立、その後、非行に走ってしまった少年少女たちの居場所づくりを進め、「ふれあい義塾」として行政とタイアップした運営を続けられています。義塾の運営の一方で、積極的な講演活動もこなされ、講演の報酬などを運営資金とするなど、本当に男気のあるお兄さん。最初に教育委員会の方から、活動についての説明や、教育委員会、行政としてのバックアップについてのお話を伺いました。これだけで2時間。担当のみなさんは、工藤さんと関わりを持って、サポートしていきたい、たくさんの人に彼の活動を知ってもらいたい、協力を呼びかけたい、という思い、熱意にかられた感じでした。時間外の活動も多く、半ばボランティアでお仕事されているようです。
ふれあい義塾は、普通の一軒家を借りて、そこに現在数人が宿泊しながら、学校に通ったりしています。すでに、何人もの少年たちが、ここで時を過ごし、何かを見つけて巣立っていきました。工藤さんは、義塾を巣立っていったあとも、ずっとフォローをして、話を聞いたりアドバイスしたりと、心のサポートを続けられているようでした。本当に暴走族の総長だったのかと疑いたくなるような優しい目線と、もの静かな雰囲気からは、彼の経歴を想像することはできないくらいです。義塾の運営には課題・難題も数多いかと思いますが、工藤さんの語った「2ミリでも3ミリでも何か前に進めば。。」という言葉には、そんな重みを感じました。それでも、彼の回りには、支えてくれる人もたくさんいます。また、いろいろと悩みこんでいられないほど、次の目標や使命があって、止まったり戻ったりしてる時間はないという感じでしょうか。へーえ、と興味をもたれた方は、彼の著書「逆転のボランティア」を読んでみてくださいね。

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