福祉環境視察#2(鴨川)
視察2日目は、千葉県の鴨川にある民間の総合病院「亀田メディカルセンター」を視察してきました。そりゃもう、すごいのなんのって。まるで豪華リゾートホテルでしたよ。亀田院長ご自身による病院説明を聞くことができ、大変有意義な視察でした。強調されていたのは、「医療スタッフを増やすと人件費比率が下がる」という、今までの病院経営では考えられない理論で、実際に病院で実践されているのを目の当たりにしました。大きい病院ではありますが、医師の数は常勤で335名と、考えられない数なんです。また、「医師は知的労働者なので、給料よりもいい研修にやりがいを見出す」とも言われ、研修をとにかく充実させる取り組みをされているようです。(わたしの場合は全く根拠も理論もありませんが)先日の市会で同様な質問をした経緯もあり、勝手に大変共鳴させていただきました。また、いいなと思ったもうひとつの取り組みとして、家庭医を育てる事業に10年前から取り組まれ、育った若い医師たち10名で別の場所でグループ診療を行っています。病室のベッド脇には端末があって、食事の注文ができたり自分のカルテや検査結果を閲覧できたりするのですが、この情報が、家庭医の診療所グループでも見ることができるようになっているとか。こちらも、先日の市会で新中央市民に関しての質問で、これから作るのであれば、周囲の病院との電子カルテの共有を前提にという趣旨の質問を行った際、困難だということが先に立った答弁であったように思います。亀田院長のご発言の中に、こんな問題あんな問題とマイナス要素から行くのではなく、こうしたい、実現したいと思うことをどうすればよいかと考えるのが先であるといったものもありました。いろいろな面で参考にできる要素は多かったと思います。パンフレットの一部と、病院とは思えない施設の一部の写真を添付します。