委員会視察#1(仙台オープン病院)
2005年02月07日 15:52
仙台市にある仙台オープン病院は、市と地元医師会によって設立された財団法人仙台医療センターによって運営されている、公設民営型の医師会病院です。設立された当時は公設民営方病院は日本で初めてで、背景として、仙台市が開発を行った鶴ケ谷団地に病院が必要なことから、市が仙台医師会に相談をし、設立された経緯があります。現在330床のベッドがあり、患者は、開業医師からの紹介のみを受け付ける(救急は別)システムになっています。病院専門のスタッフ医師と、地元医師会の登録医とで構成されており、県内各地の医療機関から紹介された患者さんがこられるそうです。設立の当初、経営難に陥ったことから、高度医療に取り組み、広く県内からの患者さんを受け入れるようになったということ。現在、隣に新しい病棟を立て、これから移転を行っていく予定。救急の赤字にのみ市から補助を受けているそうです。ちなみに、神戸の震災の際には、救護班を組んで診療に来ていただいていたそうです。それが縁で、今も西神戸医療センターとは勉強会が続いているとか。ありがとうございました。
写真は建設中の新病棟と、運営方針です。