« 会派視察(山形のびのび入園特区など) | 活動報告トップへ | 神戸・東京鉄道錦絵の世界 »

会派視察(仙台市地下鉄など)

私たちが仙台市役所に地下鉄の調査に訪問するその日の河北新聞朝刊に、絶妙のタイミングで「仙台市南北線沿線を初検証 地下鉄効果着実に」という記事が掲載されました。仙台では、87年に南北線が開業し、現在、2015年の開業を目指して東西線の事業にとりかかっているところです。記事は、開業から17年になる地下鉄南北線の沿線に商店街など立地が集中し、人口下落に歯止めがかかったというものです。この記事では経営収支について書かれていませんが、減価償却費を含めた収支ではH16年度も約43億円の赤字見込みであり、黒字化できるのは次のプロジェクトの東西線開通(2015年)の直前となるようです。20数年かけて黒字になるのは、神戸市営地下鉄の西神山手線が開通以来ようやく黒字化になったことを考えると、初期投資が莫大な地下鉄経営では、どうしてもそれくらいは必要ということでしょう。丁度、神戸の地下鉄西神山手線が仙台の南北線、海岸線が東西線といったところでしょうか。
海岸線は、徐々にではありますが、沿線にアグロガーデンやヤマダ電機といった大型店が進出し、マンション建設も進みつつあります。何とかして減価償却費を除いた単年度収支を少しでも黒字化し、20年後にはこういう記事を目にできるよう、議員のひとりとして海岸線プロジェクトに取り組んでいきたいと新たに思いました。
その後、宮城沖地震に対する地震防災対策のお話でしたが、プロジェクタを使った大変分かりやすい説明でした。このホームページには、やはり神戸の防災のことを書いたほうがいいと思いますので、また調査をしておきます。


月別アーカイブ