保健福祉局との面談
2004年02月01日 18:59
岸和田でのニュースは、衝撃的なものでした。次々に入るニュースは、もう聞きたくもなくなるようなものばかりです。もちろん神戸市にも児童相談所や児童養護施設があります。以前訪問した養護施設の所長さんのお話では、ひと昔前と違って、両親がいないという境遇の子供よりも、虐待を受けて入所する子や、両親が近くにいてもちゃんと子育てをしないという子供たちの方が多いということでした。このことがいつも気にかかっていたところ、今回の事件です。これから、市会議員という立場の私にできることはなんだろうか、ゆっくり考えていきたいと思っています。取り急ぎ、保健福祉局の担当の方と面談をしました。神戸市は、虐待の早期発見に関して大丈夫ですか?財政が厳しいと言われている中、児童相談所や養護施設の職員を減らしたりはしないでしょうね?と確認したかったからです。保健福祉局の回答では、神戸市は、児童相談所と学校、そして家庭のネットワークを強くしていて、不登校などの場合、児童相談所の職員が必ずチェックをして早期発見に努めています。大丈夫です、信用してください。また、予算の削減があってもこうした面での削減は絶対ありませんから大丈夫です。という回答でした。これから予算の議会が始まります。この点だけは厳しく目を向けたいと思っています。虐待のない世の中を作ることが一番ではありますが現実的には困難です。せめて早期に発見をして救ってあげなければなりません。また、心に負った傷が回復できるよう努めなければならないと思います。児童福祉法の総則第1条には、「すべて児童は、ひとしくその生活を保障され、愛護されなければならない。」とあります。私たち大人は、大切な子供たちを「愛護」するためには、どうすればよいのか、真剣に考えていく必要があります。