ハローワーク
本日、フォーラム神戸(活動報告の欄で紹介しています。)の主催により、三宮にある、ハローワークに出向いていろいろとお話を伺いました。そごうの東隣の銀行跡のフロアをそのまま利用しているため、番号待ちの電光掲示板など、銀行に入ったのかと思うような雰囲気です。驚いたのは、若い人ばかりだったこと。県内の求人は、少しずつ上昇し、失業率も減少の傾向にはあるようですが、30歳以下の失業率は10%を越えていて、また、「離職率が高い」、即ち、「仕事が適合していない」ことが指摘されていました。ハローワークには2種類の端末(パソコン)が設置されていて、一般のインターネットの求人検索用と、ハローワーク専用データベースへのアクセスができるものとがあります。専用データベースの方は、ハローワークに出向かないとアクセスができないようですが、出向きさえすれば誰でもアクセス可能になっています。それならば自宅のパソコンからアクセスできたら?と素朴に思いましたが、ソフトの条件やら何やらがあるとか。工夫すればできると思うんですが?また、単に仕事を紹介するだけではなくて、例えば、就職支援も兼ねて、起業家支援や、これからますます需要が高くなるNPO法人の設立支援などはやらないんですか?と質問したところ、別の組織でやっているからここではやらないという回答でした。やっぱり、縦割り行政なんだなあ、、とつくづく感じました。今、公営企業の経営は非常に苦しい状況にあって、地域のニーズに細かに対応しようとすると経営面で成り立たないケースがたくさん出てきています。これから地域のニーズに対応していくには、自治体がすべてを担うのではなくNPOなどの力に頼っていく時代、かつての半官半民の、民の割合がほとんどになるようなそうした組織での運営が増えていくものと思われます。(本日神戸市長との懇話会での席上で市長もそうした趣旨の発言をされていました。)そうしたNPOなどを設立してもらいたいニーズに対して、仕事を求めている方々は、いわばサプライアーですから、せっかく公の場に集まってくる仕組みであればそうした引き合わせのきっかけを作ってもらいたいなあと感じました。